発展編 · 14分 · 無料プレビュー
タロットの歴史と俗説
タロットの出発点はイタリアのカードゲームでした。マルセイユ版、オカルト復興、ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)への歩みをたどり、記録と俗説を見分ける方法を学びます。
このレッスンで学ぶこと
- 15世紀イタリアのゲームから1909年のウェイト=スミス版まで、デッキの歩みを四つの段階でたどれる
- 起源についての説を、説が現れた年と最古の証拠の年を比べて確かめられる
- 古いデッキとウェイト=スミス版で、力と正義の番号が入れ替わる理由を説明できる
お店で見かけたタロットの箱には「古代エジプトの失われた叡智」と書かれ、ある動画は、大アルカナはカバラの秘密の書として作られたと語っています。どちらも古く、重みのある話に聞こえます。このレッスンでは、記録と物語を見分ける習慣を一つ身につけます。その説が最初に現れたのはいつかを問い、その年を、残っている最古のカードの年代と比べることです。
最古のカードが語ること
現存する最古級のタロットは、15世紀半ばにミラノの支配者一族のため、金箔を使って手描きされたカードで、今日ではヴィスコンティ=スフォルツァ版と呼ばれています。1440年以降のフィレンツェやフェラーラの記録では、こうしたカードは「カルテ・ダ・トリオンフィ(勝利の札)」と呼ばれていました。四つのスートからなる普通のカードに、ほかの札に勝つ絵札の一組を加えたものです。英語で切り札を意味する trump も、この「勝利」から来た言葉です。
これらのカードは、ブリッジの遠い親戚にあたる、トリックを取り合うゲームのために作られました。15世紀の記録には、占いとの結びつきは見当たりません。占いに使われた記録が現れるのは約三百年後、1750年ごろのボローニャで、1780年代にパリから広まりました。タロットの「古代の秘密」とされる話の多くは、それよりさらに新しいものです。
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新しい内容の前に、少しだけ振り返りましょう。思い出すことで記憶に残ります。
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「愚者などの大アルカナは古代エジプトの知恵の書の一部だ」と言われました。歴史の上ではどうでしょうか。
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VeilSoulのデッキが従うウェイト=スミス版の順番で、力と正義は何番ですか。
まず、絵を見る

先に進む前に、運命の輪を眺めてください。古代エジプトから来たように見える姿はどれでしょう。そこから、このカード自体の出どころがわかるでしょうか。
覚えておきたいこと
- タロットは切り札を持つ15世紀イタリアのカードゲームとして始まり、占いに使われた記録が現れるのは18世紀です。
- エジプト起源説やヘブライ文字の設計説は1781年以降のものです。どんな説も、最古のカードと年代を比べて確かめます。
- ウェイト=スミス版には、8番の力のようなゴールデン・ドーンの選択が残っています。伝統の名を添えて使えます。
出典: VeilSoulオリジナルの文章 · A・E・ウェイト(1911年、パブリックドメイン) · 1909年ウェイト=スミス版の図像(パブリックドメイン) · VeilSoulのカードページ
